対米自立
伊藤貫氏は著作の中で、日本の自主核武装の費用は、GDP(約500兆円)の0.2%(1兆円)と書いているが、表現者の2006.8のインタヴューで、「本当は0.1%でいい。」と発言している。だから、最低限度の核武装の費用は5000億円ということになる。 その理由について有…
youtu.be 西部先生は、自裁されたが、Youtubeでは言及しずらいこともある。今回の記事では、動画内では言及できなかった点について書きたい。 また、西部先生がどのような場所・状況で亡くなられたのかについて、不正確な情報も流れているので、この記事では…
BS-TBSより引用 ユダヤ陰謀論者に限らず、中国に対して攻撃的な言動をしている人たちにも、共通する点であるが、この人たちは、世界を善と悪の二元論で見るという勧善懲悪観を持っている。 前者の人たちにとって、ユダヤ系資本家は世界各国やその国の人々を…
今回は、この一連の記事の四回目、トランプの国防面での対日政策についてである。 一回目から三回目からの記事は、こちら↓uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 「トランプは日本の核武装を支持している」と言…
戦うべき相手を理解できていなければ、相手に勝つことは不可能 現在の日本の外交・国防問題で、最も大きな問題は中国の脅威(日本が中国の支配下に置かれる、属国化される、軍事進攻されるetc)である。現在、中国以上の脅威はない(ロシアには日本に軍事進攻す…
今回の記事のその1とその2は、こちら↓ uipkmwvubg9azym.hateblo.jp uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 原発即時禁止が公約 最後に、山本太郎の主張が自己矛盾に満ちていることも指摘しておこう。 伊藤貫によると、過去数百年間での国家の消滅率(他国から併合された…
今回の記事はこの記事の続きです。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 山本太郎のホームページより引用 次に、この理論を声高に主張することから見えてくる、山本太郎が持つ価値観(哲学)についてである。 すでに述べたように、まともな国家というものは、経済的利…
今回の記事は、前回の記事の補足である。前回の記事では、日本が核武装を実現するためには、日本にわずか1万人しかいない(0.01%の)まともな思考力を持つ人たちが、まともな思考力を期待できない日本人の中の99.99%を占める大衆ではなく、日本を動かす力を持…
amazonより引用 伊藤貫氏は、西部邁氏を「敗北主義と自決主義」であったと評価した。敗北主義とは、たとえ、それが成功しないと分かっていても、やり続けるということであり、自決主義とは自分のことは自分で決めるということである。前者については、亡くな…
下記の記事で、「日本の核武装の一番の障害になっているのは言論人である」と書いたが、今回は、その理由について説明したい。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 日本が核武装するためには、日本の世論が核武装を支持するということが必要である。そして、その世…
先日、伊藤貫氏の動画がチャンネル桜で放送されたが、示唆に富むものであった。伊藤氏の言説の優れた点の一つは、他の日本人の論客が指摘しないことを指摘してくれるところであろう。しかし、伊藤氏の(動画での)発言を聞くときに、それらが、どういう意味を…
国際社会は、3000年前から現在に至るまで、国際警察が存在しない無法地帯であり、米国の核の傘は機能しておらず、日本は丸腰の状態で、核武装した侵略的な中露朝に包囲されている。 核武装国に包囲されていることが一目瞭然 だから、日本の滅亡を回避するた…
米国の世界支配計画(戦略)が始まった1890年代から現在までの流れをざっと眺めてみよう。 マニフェストデスティニー アメリカが1890年代に世界覇権を握ることを念頭に立案したグランドストラテジー(基礎的な国家戦略)は、「西半球(アメリカ大陸)のみならず、…
大英帝国の覇権(=他国に対する支配)はバランスオブパワー外交によって維持された。 大英帝国の行ったバランスオブパワー外交とは、欧州大陸の各国の力(軍事力)が常に均衡する状態を作ることによって、欧州各国に対する大英帝国の優位性を維持し続ける外交の…
「1億数千万人の日本人の中でまともな人は1万人しかいない(西部邁)」ということは日本人の愚民率は99.99%であるということである。「社会を啓蒙しようなどと偉そうなことを言っても、社会の知的水準は上がらないとトクヴィルも言っている」という伊藤貫氏の…
前回の記事(その2)↓ uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 今回もこの外交文書について論考してみたい。 その1では日本には外交主権がないこと、その2では米国が対中宥和政策という外交政策を選択した理由(米国の世界支配という国家戦略と日本封じ込めという対日戦略)…
米マスコミはこの時の小泉首相を嘲笑した。 www.jiji.com この当時の基本的な全体図(構図)を理解するためには、まず下記の2つのことを認識しておくことが重要である。 一つ目は、1989年の天安門事件当時(※大統領は父ブッシュ)の米国の対中政策は中国宥和政策…
まず米国の対日政策への決定権は、大統領ではなくエスタブリッシュメント(支配階級=米資本家+共和党民主党の議員+官僚や学者などのブレーン)にあるので、どちらが大統領であっても米国の対日政策は変わらない。それ以前の問題として、アメリカの大統領は米国…