今回の記事のその1とその2は、こちら↓
最後に、山本太郎の主張が自己矛盾に満ちていることも指摘しておこう。
伊藤貫によると、過去数百年間での国家の消滅率(他国から併合されたり、ジェノサイドされて、国が消滅する確率)は24%である。このように非常に高確率であるが故に、他国からの(軍事)侵略を防ぐことが国家としての重要な使命となる。だから、国家運営を行う政治家にとっても、適切な国防政策を決定することは、第一優先の責務となるのである(国が他国から侵略されて国が亡べば、福祉も、教育も、経済政策なども不可能になるから、国防が最優先にならざるをえない)。
それと比較して、原発事故によって、国が滅ぶ確率はいくらぐらいであろうか?
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