問題の原因を正確に理解しない限り、その問題(=中国が日本の脅威になっている)が解決されることはない(悪いのは中国共産党ではない)。日本が核武装できない原因を特定する。

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現在の日本の外交・国防問題で、最も大きな問題は中国の脅威(日本が中国の支配下に置かれる、属国化される、軍事進攻されるetc)である。現在、中国以上の脅威はない(ロシアには日本に軍事進攻するほどの経済力がない)。
今回の記事では、日本の人たちが、この大問題の解決策を間違えているということを説明する。
また、今回の記事は、まともな思考力のある0.01%の人たちの中に少なからず存在する、「対峙すべき相手を批判することができないでいる人」に向けての記事でもある。この人たちは、日本人が対峙すべき相手が誰であるかの理解はできているのだろうが、その相手に対して、批判すべきことを批判できていない。
その原因は、その人たちの中に恐れの感情があるからである。その相手を批判することを(無意識に)怖がっているのである。
そのような恐れの感情を取り除く一つの有効な方法は、「自分の行動・主張が、いかに理論的に正しく、また正当なものであるのか」ということを、自分の中でしっかりと理論立てておくことである。なぜなら、恐れの感情が出てきた時に、その理論(理屈)を思い出し、それを頭の中で繰り返せば、怖れの感情は消えるからだ。
要するに、その人が主張(批判)すべきことを主張(批判)できないでいるのは、その理論立てが甘いからである。その人は理解できていると思い込んでいるが、実際には、理解のレベルが浅いのだ。理論立てが甘いから、恐れの感情に抗しきれずに、自己主張(相手を批判)できなくなるのである。
今回の記事を読めば、日本人が対峙すべき相手が誰であるのかを、深く理解する(頭に刻み込む)ことができるようになるだろう。 我々は、常に、そのことを強く意識して活動しなければならない。
中国批判(ウイグル弾圧批判、中共独裁体制への批判など)をしている人(=悪いのは中国共産党!)、ユダヤ陰謀論(中国もユダヤ資本家が支配している、中国を作ったのはユダヤ資本家etc)を信じている人(=悪いのはユダヤ資本家!)、アメリカが中国を(戦争や経済制裁で)潰してくれると信じている人(=悪いのは中国共産党!)、アメリカを中心とした中国包囲網が(悪の帝国)中国を崩壊させてくれると信じている人(=悪いのは中国共産党!)、中国が内部崩壊する(内戦や中国人民の反乱など)と信じている人(=悪いのは中国共産党!)、中国は民主化し安全な国になると信じている人(=悪いのは中国共産党!)は、いずれも、「なぜ、中国が日本の脅威になっているのか?」を理解できていない。
中国批判に没頭している人たちなどは、中国が日本の脅威となっているのは、中国(共産党)の覇権主義や中華思想のせいである(=中国が悪い)と考えているから、例えば、中国(共産党)を批判して、その考え方を改めさせたり(or 国際的に孤立させたり)、中国の脅威を煽り立てることによって中国を悪者にし、戦争でアメリカに中国を叩き潰してもらえば、中国は日本の脅威ではなくなると考えているのである。
(※中国を変えようとしても中国は変わらないという論点は、今回のテーマではないので、触れない)
要するに、この人たちは皆、今の中国を変えれば、中国の脅威はなくなると考えているのである。つまり、原因は中国にあると考えている。
しかし、実際には、中国が日本の脅威になっている原因は、中国(共産党)ではないし、中国の中華思想でも、中国の覇権主義でもない。その原因は、中国以外の別のものである。中国以外の別のものが、中国を日本の脅威にたらしめているのだ。
だから、いくら中国を批判しても、「中国の脅威」が消えることはない。この人たちは、中国の脅威という問題を解決する方法を間違えている。つまり、この問題を解決するための正しい解決策を実行できていない。
では、なぜ、この人たちは、それを実行できないでいるのだろうか?
(※「核武装国の中国は、核武装していない日本がいくら批判しようと、意に介さない」という論点や、「日本が中国を批判すればするほど中国の脅威は増す」という論点、「米国政府は本音では核武装国の中国と戦争する気はない」という論点は、今回はひとまず脇に置く。今回の記事は、「原因を取り違えているという問題」に焦点を当てている)。
このように日本の人たちのほとんどが、「中国が日本の脅威」という問題に対して、正しい解決策を実行できていないのは、その問題を引き起こす原因を理解できていないからである。 問題の原因を正確に理解(特定)しない限り、正しい解決策も作れないから、問題は永遠に続く。 だから、この問題を解決したいのであれば、まずすべきことは、その原因の特定である。
例えば、日本の保守派は、20年以上も、中国批判(罵倒)を続けているが、中国の脅威は収まるどころか、逆に、日増しに増している。日本政府の外交・国防政策もまた然りである。これは、日本の保守派や日本政府が、「中国の脅威という問題」の原因を特定することに失敗し、間違えた解決策を、それが正しいと勘違いして続けているということを意味している(彼らは原因の特定に失敗しているから、20年以上も問題が解決もせず、むしろ、問題が悪化しているのだ!)。
重要なので繰り返すが、問題を解決したければ、その問題を引き起こしている原因を正しく特定しないと、問題は永遠に解決しない。当たり前のことであるが、これを深く認識することが、何か問題を解決する時に、きわめて重要である。
このことを分かりやすい例を挙げて、説明することにしよう。
例えば、「電気が点灯しないという問題」が生じているとする。
電気が点灯しない理由として、さまざまな原因が考えられるだろう。
電球が切れているのかもしれないし、スイッチが接触不良を起こしているかもしれないし、断線が起きているのかもしれない。
もし、電球が切れているなら、それが、電気が点灯しない原因である。
ゆえに、「電気が点灯しないという問題」を解決するためには、電球を交換しなければならない(※問題を引き起こしている原因を取り除かなければならない)。
つまり、この問題(電気が点灯しない)に対する正しい解決策は、電球を交換することである。
問題の原因を正しく理解したから、正しい解決策が分かり、問題が解決したのである。
(問題の原因を突き止めることが何よりも重要である。それを間違えていたら、正しい解決策も分からないから、問題は決して解決しない!)
下記は、問題解決までのフローチャートである。問題を引き起こしている原因を特定することが、何よりも重要であることが分かるだろう。
●問題の原因(これが問題の根源である)
→①「壊れた電球」
↓
●問題の発生
→②「電気が点灯しない」
↓
●問題の解決策は?
→壊れた電球(問題の原因)を取り除くこと(=新しい電球に取り換えること)
問題の原因を正確に特定したから、問題が解決したのである!
(=問題の原因を正確に特定できなければ、問題は永遠に解決しない!)
つまり、問題を解決するために、最も重要なことは、「問題を引き起こしている原因を正確に突き止めること」なのである!
スイッチを交換しても、電線を交換しても、電気が点灯することはない(正しい解決策を使わなければ、問題が解決されることはない!)。そして、そのような間違えた解決策は、時間と労力を無駄に浪費させるだけの結果になる。
ある問題を解決するためには、 「①その問題を引き起こしている原因を正確に突き止め、②その原因を取り除かなければならない」ということである。
このシンプルな原則は、小学生でも理解できる当たり前のことであるが、日本の人たちは、外交・国防問題に関しては、この基本的なことが全くできていない。つまり、「問題の原因」を理解できていないから(原因の特定に失敗している!)、間違えた解決策を作り、その解決策が正しいと思い込み、それを続ければ問題が解決すると勘違いし、それを続けているのだ。
その証拠に、(中国が日本の脅威になっているという)問題は、今だに、解決されないままではないか! 日本政府は対米従属を継続し、日本の保守派は20年以上も中国を批判(罵倒)し続けているが、中国の脅威は増すばかりである!。20年以上続けても、問題が解決することもなく、むしろ、悪化しているという現実は、この解決策が正しくないということの何よりもの証拠である。
つまり、彼らは、問題を引き起こす原因の特定に失敗しているのである。
以下のフローチャートは、「問題の原因の特定に失敗すると、問題が解決しない」ということを示している。
●「中国の脅威」という問題の原因は?
→「中国(が悪い!)」(←原因の特定に失敗している)
↓
●問題の解決策は?
→中国を批判する、中国を変えようとする、中国が変わることを期待する、中国を軍事で叩き潰す(←間違った解決策)
↓
●(その結果)問題(「中国が日本の脅威になっている」)は解決しないままである。
問題の原因を特定することが、いかに重要であり、問題解決のために不可欠であることが分かるだろう。
それでは、「中国が日本の脅威であるという問題」を引き起こしている原因(=何がこの問題を引き起こしているのか)を特定し、その問題に対する解決策を導き出してみよう(原因を特定できれば、正しい解決策を導き出せる!=原因を特定しない限り、中国の脅威は今後も続く!)。
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この先の記事は、「日本の核武装のために、実際に行動しよう」という意志のある方以外は、不必要な記事内容なので、動画を購入した方のみ限定にさせていただきました。3時間の動画とこの記事を含めて3つの有料記事(なぜ日米同盟は破られるのか?)をご覧いただけます。
記事を書くのには、労力と時間とお金(伊藤貫氏の論考が掲載された雑誌の収集等)がかかっていますが、そこから得られる広告収入はほんのわずかです(これまで書いた記事によって得た広告収入はわずか100円です)。このような状態を継続すれば、経済的に破綻します。
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また、そのようなお気持ちがない方が、私の記事を読んでも、理解できないでしょうし、日本の核武装に向けて実際に行動することもないでしょうから、労力をかけて書いたものを読んでもらう意味・意義がないのです。