2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
先日、伊藤貫氏の動画がチャンネル桜で放送されたが、示唆に富むものであった。伊藤氏の言説の優れた点の一つは、他の日本人の論客が指摘しないことを指摘してくれるところであろう。しかし、伊藤氏の(動画での)発言を聞くときに、それらが、どういう意味を…
昨日(1月22日)、チャンネル桜に出演した伊藤貫氏が「ディープステート」という言葉を使用していたが、人によって、この言葉の意味(定義)が異なるので、伊藤氏(やトランプ)が言うディープステートと、馬渕睦夫氏や林千勝氏が言うディープステートとの違いを明…
前々回の記事では、米国内の対立を煽るトランプを応援している日本人は、日本の国益を害していることを書いた。 uipkmwvubg9azym.hateblo.jp 前回の記事では、反韓姿勢のトランプを応援している日本人は、日本の国益を害していることを書いた。 uipkmwvubg9a…
今回の記事は、米中の経済面でのバランスオブパワー(勢力均衡)の観点から見て、トランプの反韓的な姿勢が米中の覇権争いにどのような影響を与えたかを説明するものである。前回の記事では、トランプが米国内の対立を煽ることは、米国の外交への比重を下げさ…
国際社会は、3000年前から現在に至るまで、国際警察が存在しない無法地帯であり、米国の核の傘は機能しておらず、日本は丸腰の状態で、核武装した侵略的な中露朝に包囲されている。 核武装国に包囲されていることが一目瞭然 だから、日本の滅亡を回避するた…
ユダヤ陰謀論(国際金融資本陰謀論)とは、簡単に言えば、ユダヤ系の資本家グループ(ロスチャイルドなど)が世界を支配しているというものであるが、この陰謀論を信じてしまう人たちは、「世界の覇権を握るという国家戦略」を米国政府が持っていることを知らな…
wikipediaより news.yahoo.co.jp このトッド氏の記事を読んで、「トランプは正しかった」と勘違いする人が少なからずいるだろうが、 この記事の中で、トッド氏はトランプを全面的に評価しているのではなく、「トランプに見られた反エリートの姿勢」を評価し…
トランプが暗殺されるとすれば、既得権益側による暗殺だろうと考える人が多いかもしれない。しかし、その可能性はない。なぜなら、トランプは既得権益層の利益となる金融規制(ボルカールール)の緩和を行ったり、その既得権益の中心にいる米金融資本家からも…
米国の世界支配計画(戦略)が始まった1890年代から現在までの流れをざっと眺めてみよう。 マニフェストデスティニー アメリカが1890年代に世界覇権を握ることを念頭に立案したグランドストラテジー(基礎的な国家戦略)は、「西半球(アメリカ大陸)のみならず、…
大英帝国の覇権(=他国に対する支配)はバランスオブパワー外交によって維持された。 大英帝国の行ったバランスオブパワー外交とは、欧州大陸の各国の力(軍事力)が常に均衡する状態を作ることによって、欧州各国に対する大英帝国の優位性を維持し続ける外交の…
アメリカの現在の人種構成は非白人が40%、白人が60%という比率になっている。(2024年に20歳以下で、2040年代には全人口で白人はマイノリティーになる) BBC NEWSより引用 www.bbc.com 既得権者は白人であるが、人口比で過半数にまで近づいた非白人はその数の…
「1億数千万人の日本人の中でまともな人は1万人しかいない(西部邁)」ということは日本人の愚民率は99.99%であるということである。「社会を啓蒙しようなどと偉そうなことを言っても、社会の知的水準は上がらないとトクヴィルも言っている」という伊藤貫氏の…
世界金融経済の「支配者」 東谷暁 2007年 ユダヤ陰謀論の矛盾を考察することによって、現実の金融資本主義の仕組みが見えてくる。 内容は、FRBの成立過程、FRBと米政府との関係性、基軸通貨と世界覇権、米国による収奪システム、日本と米国債、ユダヤ系資本…
www.news24.jp 米中が軍事衝突すると主張している人が少なくないが米政府は核武装国とは戦争しないと決めているから中国と戦争するつもりもない。その理由は米国が敗北するからであるが、その論理については伊藤貫氏の書籍などで核戦略論について学んでいた…